ソースワークショップを、ライフスキルの教材として大学1年生に活用!

ソースワークショップを、
「ライフスキルの教材」として大学生に活用するとどうなるのでしょうか?

今日は、大学1年生のM君と、初回の個人セッションを実施しました。

通常、私は「起業コーチ」として、
起業家やプロスポーツ選手、コーチやセラピストなどに
ビジョン達成や事業立ち上げのためのセッションを提供しているわけですが、
先日、珍しいご相談がありました。

日頃お世話になっている知人の女性Kさんから、
「大学に入った息子を導いてもらないか?」と。

息子さんは、
もともとのんびりした性格だそうです。

学校の授業などにもつい遅れがちになるところを、
中学・高校時代は家庭教師の先生にサポートしてもらって、何とか大学までいけたそうです。
聞けば、理系とのこと。

私は文系の出身ですし、勉強を教えることもできないので
以前に一度、息子さんともお会いしたものの、
いったんはお断りしていました。

しかし先日、Kさんはご主人とお二人で
私の住む代々木上原までお越しになりました。

平日の午後ですから、ご主人はわざわざ
お仕事の都合をつけて来られたわけです。

頂いたお名刺の肩書きは
有名な上場企業の監査役でした。

父親として
熱心にご依頼される姿勢に感激したこともあり、
「息子さんご本人に意欲があるなら」
ということで、今日のセッションに至ったのです。

・・・お引き受けはしたものの、
私の中ではいろいろな思いが
グルグル回っていました。

「大学生相手は専門ではないし、お断りした方がよいのでは」
「息子さんも親から言われて、イヤイヤ来るんだろう」
などなど。

一方で
「人の可能性を引き出す仕事をしているんだし、学生といっても同じだろ」
「経営者やビジネスマン向けに提供している内容は、誰が相手でも活用できるはず」
「相手が誰であろうとも、ご縁で知り合った方からは学べることがあるはず」
という思いもありました。

そもそも、現在のように私が
コーチングやセラピーといった「対人援助職」をするようになったきっかけのひとつは、
大学生の時にさかのぼります。

アルバイトで家庭教師をしたり、テニスのインストラクターをする中で
「求める結果を出すには、勉強やプレイの技術だけでなく
取り組む姿勢やメンタル面のスキルが必要ではないか?」
と痛感したのです。

なので、家庭教師のときは
「勉強を教えるというよりは、勉強の仕方を教える」。

テニスのインストラクターのときは
「技術だけでなくメンタル面のセルフコントロールを教える」
という風に、ポイントを変えていました。

また、
「本人の意欲=未来・将来へのワクワク感」がなければ
「決して身体が動かない=成果が出ない」ということも学びました。

そこで今回は、
「自分が大学1年生だった時に、もし知っていたら絶対に役立った情報」
をお伝えしてみようと思ったのです。

内容については、新たにつくるというよりは、
いま社会人向けに提供している内容を少しだけ噛み砕いたものにしようと思いました。

そこで思い当たったのが「SOURCE(ソース)」という研修プログラム。

ほぼ毎月のように
土日2日間で「ソースワークショップ」として提供しているものです。

以前には、
大学2年生が社会人に混じって受講した、という事例もあります。

本の中でも、
著者のマイク・マクマナス氏が学校教育の場で

・ボクシングが好きな子には、ボクシングの雑誌を与えて教科書にする。
・異性に興味のある女の子に、カウンセリングの初歩を学ばせる。
・船が好きな生徒のために船員用マニュアルを取り寄せ、教材にする。

などなど、生徒一人ひとりが
大好きなものを発見してカリキュラムに取り入れる
という、私も大好きなエピソードが紹介されていています。

さて、待ち合わせ時間に駅の改札に行ったところ
予想した以上に明るく快活なM君に会えて、嬉しくなりました。

歩いて5分ほどの私の自宅兼サロンへ。

「本当は断ろうかと思ったんだけど、自分が大学生の時に知っていたら、
きっと役立っただろうと思うことを伝えたいんだ」
と正直に彼に話しました。

「でも、プログラムを受けることは強制ではないし、
もし親が言うからここに来るのだったら、
自分で納得するまでは来なくてもいいから」とも。

ソースのプログラムの中に
「誰もが信じているウソ」という概念があります。

「望み通りの人生や仕事が手に入らない理由は、
私たちが誤った社会通念をうのみにしているからではないでしょうか?」
という著者からのメッセージです。

今から8年前の2000年、私が28才で
初めて本を読んだ時、目からウロコだったのは

【ヤル気のウソ】
無理矢理にヤル気を出す必要があるのは、したくないことをしなければならないときだけ。多くの人が仕事にヤル気を持てずに力を出し切っていないのは、他の人が期待することをしているから。

【決断のウソ】
ヤル気が起きないときは、ぐずぐずしてかまわない。どんどん先に延ばそう。潜在意識が情報を収集して、次に起こる事態にそなえて準備をしている。

の2つ。「本当にそうだなあ!」と深く共感しました。

その1年半後にコンサルティング会社の社長になった時、
従来からのマネジメントスタイル(=社会通念)に疑問を覚え、混乱が生じたのを覚えています。

本当は、ソース的な発想から「完全に適材適所」な形で社員さんと分業し、成果を追求したい
と思っていたのに、まだ自分の中でモデルが見えていなかったのです。

起業コーチとして独立した後、すぐに法人を設立しなかったのは
「自分の中で理想的なマネジメントスタイルを確立するまでグズグズしてみよう」
と思ったからでした。

・・・それから、もうすぐ5年になります。

M君とは
「自分史の年表づくり」を一緒に記入して、お互いに見せっこしました。

まだ私自身が彼のことを知らないし、彼も私のことを知りません。
時間をかけて、関係を築いていこう、と思いました。

M君には「SOURCE(ソース)」の本を渡し、
「もし読んでみて気に入ったら、次回のセッションをしましょう」とお伝えしました。

何だかスッキリとして爽やかな気分になりました。
M君もイイ表情をしていたように思います。

次のクライアント様とのコーチング対面セッションが
新宿で予定されていたので、一緒に駅まで行って別れました。

今日は天気が良く、秋の太陽が傾いてきて、
オレンジ色の陽射しが街を染めてキレイでした。

本来は2日間で15時間分ほどのプログラムを10回程度に細かく分けて、
少しずつやっていけば無理がないかも、というアイデアが湧きました。
M君がそれを希望すれば、の話ですが。

でもプロの起業コーチが
大学生をサポートするなんてある意味ぜいたくだよナ~、とも思いました。(笑)
これからの展開が楽しみでもあります。

貴重な機会を与えてくださったKさん夫妻に心から感謝です♪

”I’m so inspired by you all!”
全てのひとにとって一番よいことが起きますように。

■頂いたコメント:

【まっきいさん】
小学校にkanae(叶え)という雑誌が来るのですが、
将来どんなお仕事をしたいか?という
小学生向けフリーペーパーなんですね。
それに「わくわくを探そう・好きなことは何?」とか書いてあって、
「ああ、これもっとソースの考えを知ってる人が書くと深くなって面白いな」
と思っていたのですよ。
また、お会いできるときにでも
そのペーパーをご紹介できればと思っています。
(2008/11/08 16:01)

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