3年前に起業コーチとして独立して以来、
やめてしまったことがあります。
それはTVを見ることと、新聞を見ることです。
必要以上の刺激を、
とくにネガティブな刺激を、
人生に取り込まないため。
朝からTVのニュースで、
自分の人生に全く縁の無い場所で起こった
悲しい、いたましい事件の情報を
取り込む必要があるのでしょうか?
新聞だって、毎日毎日届いていたら
読みきれなくて、日が経ってから
捨てるのが勿体無いから、と
義務のように目を通したりしていたのです。
とはいえ日経新聞は、投資会社に入った当初は、
スミからスミまでくまなく目を通していたので
10年以上毎日欠かさず読み続けてきた習慣をやめるのに、
ちょっと躊躇しました。
逆に、今年になってからのマイブームは、
ベストセラーとなっている
「こころのチキンスープ」シリーズを読むことです。
前から気になっていたのですが、
今年の1/7の誕生日に
ふと手にとって読み始めてからというもの、
毎晩寝る前に数章を読んでは必ず号泣して、
顔を洗ってから寝る、という毎日が続きました。
隣の部屋の住人は、ちょっと怖かったかもしれません。
何しろ、深夜0時すぎになると、
男のすすり泣きが聴こえるワケですから!(笑)
・・・なぜ読んでいるかというと、
「愛」に関するインプットを増やし、
感受性を高めたいと思ったからなんです。
今年になって、
「愛=与えること」に関する
自分のパラダイムが大きく変化しました。
それまでは
どちらかというと、
ギブ&テイクみたいな感覚だったのです。
何かをしてくれたから、お返しをする。
こちらが何かをしたら、当然返ってくる。
というような感じです。
でも、愛って
そんな「取り引き」みたいなもの
じゃないだろう、と。
じゃ、愛ってどんな感じなんだ?
これまでいかに
そうしたインプットが少なかったかを痛感し、
初心に返ろうと思いました。
そして、
せっかく同じ時間を使うなら、
美しい心の糧を取り込みたい。
素朴に、そう思ったのです。
で、読み始めたら、
何でこんなに涙が出てくるんだ?
というくらいに泣けるのです。
それはもう、
ティッシュペーパーくらいでは足りずに
顔をゴシゴシ洗って
タオルが必要なくらいです。(笑)
本当に
乾いた砂に水が染み込むように、
どんどん愛のエッセンスが吸収されるような
数ヶ月を過ごしました。
ちょっと落ち着いた今は
あれは何だったんだろう?という気すらしますが
必要な潤いだったような気がします。
誰もが同じような経験をするとは思いませんが、
オススメな本であることは
間違いないです!