【プロ起業コーチの問いかけ・第5回】あなたが一生続けたいライフワークは?

1/7より毎週水曜に配信しているメルマガの第5号を本日、配信しました。

年間で50回、1回1テーマの読みきりで
起業とコーチングに関する経験と知識をシェアしています。

■以下、第5週・第5号です。

—【内容】———————————————————
■1.今週の「プロ起業コーチの問いかけ」
■2.解説とエピソード
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■1.今週(第5週)の「プロ起業コーチの問いかけ」(NO.05)

 「あなたのライフワークは、なんですか?」

■2.解説とエピソード

 こんにちは!プロ起業コーチの青葉 航です。
 いつもお読み下さり、ありがとうございます。

 今回は「ライフワーク」についてです。
 
 前回は「夢は?」でしたが、
 「ライフワークは?」というと、
 また違った角度からの問いかけな気がしませんか?

 あなたにとって「ライフワーク」とはなんでしょうか?

 私の感覚では「ライフワーク」というと、

  ・一生、続けていきそうな予感のする何か。
  ・自分の使命に関することのような気がする。
  ・しばらく離れていても、また戻ってくる。
  ・報酬はお金だけではなく、楽しみであったり満足感であったりする。
  ・けっこう、こだわっている。

 ・・・そんなものかと思います。

 そこで今回は、出会ってから13年、
 いま毎月2回、私の主催するボイストレーニングのワークショップを
 リードして頂いているボイストレーナーの近藤京子先生の
 印象的なエピソードをご紹介したいと思います。

 
 1/21の第3号にて
 「あなたの最大のピンチは?」という問いかけをしましたよね?

 もし、あなたが
 いま仕事にしていること、大好きなことが
 できなくなったらどうされますか?それでも続けますか?

 近藤さんは、中学生のころから歌を歌うのが大好き。

 音楽高校から音大まで進んで声楽科を卒業後、
 「クラシックでは食べていけない」という日本の状況を見て、
 英語が話せないにも関わらず、単身アメリカへ。
 合唱団で全米を1年間ツアーして帰国されました。

 ところが、
 なかなか思うような仕事に就けず、
 関西の工業高校で講師をして声を張り上げているうちに、
 徐々に、歌う声が出なくなっていったそうです。
 
 ノドにポリープができ、無理をしながら7年。
 だましだまし続けていくうちにどんどん悪化。
 最後には難しい手術をしないといけない状況に追い込まれました。

 結局、手術を受けてノドは元通りになったのですが、
 さあ歌うぞ、という場面になると、思うように声が出ない。

 話す声は出るのに、歌う声が出ない・・・。

 ・・・声の出ない歌手。

 あなたなら、どうされますか?

 
 近藤さんはいろいろな音楽の先生のところに行って
 「ァ・・・」「ァ・・・」とかすれた発声をしたそうです。

 それを聞いた専門家たちは、何と言ったでしょう?
 想像できますよね。

 「そんな声では、もう歌手は続けられないね」
 「もう、やめたらどうですか?」
 「声が出ないの?」

 その時、近藤さんは33才。
 すごく傷つき、悩んだそうです。

 「一般の企業で働こうか?」
 「でも不器用な私はコピー1枚、うまくとれない」
 「私には、歌しかない・・・。」

 あなたなら、どうされますか?

 ・・・いろいろな先生を探して歩いた末に、
 東京の音大でオペラを教えている
 有名なS先生に会うことになりました。

 S先生の前で、近藤さんは
 「ァ・・・」「ァ・・・」と、
 いつものようにかすれた発声をしてみせました。

 するとS先生は、

 「あんた、いい声、してるねえ。」
 「私には、あなたの声が聴こえるよ。」

 と、おっしゃったそうです!
 

 「あなたは声の出し方をちゃんと習ってないでしょう?」

 「なおすのに、10年かかるわよ。
  でもやる気がないなら、お互いに時間のムダになるから、
  やる気なら、覚悟していらっしゃい!」

 近藤さんによれば、S先生は
 「その人が本来持っている声」がイメージできるのだそうです。

 本来の声と、現在の状態の間に、橋を架けることができる。
 いい声をつくるのではなく、その人が気付いていない、
 本来持っている一番いい声に連れていってくれる。

 「言われてみれば、これまでは力任せで、
  自己流で声を絞り出して歌っていた。」

 そう痛感した近藤さんは、
 S先生のレッスンを受け続けることを決心しました。

 それ以来、毎月1回、
 西宮に住む近藤さんは東京までレッスンに通い続けています。
 今年で、丸20年になります。

 その間、近藤さんはいろいろな場所で歌いながら、
 自分の習ったことを教えるボイストレーニングの仕事を続けてきました。
 九州の専門学校や、大阪の劇団、神戸のカルチャーセンターなど。
 
 まだ日本で「ボイストレーナー」という職業が確立されていない頃、
 ドイツでワークショップに参加すると、声のワークショップに
 学校の先生や医者など、他の分野の様々な人が参加しているのを見て、
 目からウロコだったそうです。

 近藤さんは言います。

 「私よりひどい、声の出ない人には会ったことがない。
  どんな人が来ても、だいたいその人の問題が分かる」と。

 「歌手なのに、なんで教えることばかりしているんだろう?と
  悩んだ時期もありました。歌うことへの恐れもあります。」

 「でも最近は、自分の悩んだことが人の役に立っている。
  目の前で人が本来の声に気付いて喜んでいる。
  それを見るのが、すごく楽しい。」
 
 「数年前にS先生から、そろそろ人前で歌いなさい、と言われました。 
  50代から、もっと輝いていこうと思います。
  そして60才、70才になっても歌い続けたい。」

 
 もし、近藤さんが33才のときに、歌うことをやめてしまっていたら、
 現在のボイストレーナーのKさんはいないでしょう。

 近藤さんのレッスンは、笑いに溢れ、とても楽しくリラックスできて
 しかも、短時間で発声が変化することで評判になっています。

 音楽分野で歌手を目指す人だけでなく、営業マンや研修講師、
 保育士から、お経を読むお坊さん、ヨガティーチャーなど
 あらゆる声を出す職業の人が集まってきます。

 声が出なくて悩んで、本来の声を探し続けたKさんの貴重な経験が、
 今となっては、人の本来持っている声を引き出す役に立っているのです。
  
 歌うこと、声を出すことが、近藤京子さんのライフワークなのです。 
 

 さて、
 あなたの場合は、
 いかがでしょう?

 いまやっていることは、一生続けていくことでしょうか?
 一時的にできなくなっても、まだ続けていきたいですか?

「あなたの、ライフワークはなんですか?」

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