【プロ起業コーチの問いかけ・第18回】いま最もチャレンジに感じるものは?

プロ起業コーチの問いかけ・第18回

「あなたにとって、いま最もチャレンジに感じるものは何ですか?」

解説とエピソード

こんにちは!プロ起業コーチの青葉 航です。
いつもお読み下さり、ありがとうございます。

緑が濃くなり、
自然の精気を感じる時期になってきましたね。

梅雨入り前、ときに湿り気のある空気を吸うと、
あなたは何を連想されますか?

私はこんな空気を吸うと、
以前にアウトドア・トレーニングで過ごした
長野県の小谷村の山奥にある校舎を思い出します。

3年前の2006年に、5月から7月までの69日間、
日本アウトワード・バウンド協会(OBS)が実施している
「冒険教育 指導者育成コース(Japan Adventure Leadership Training)」
に参加し、アウトドアでのインストラクター技術を習得したのです。

アウトワード・バウンド・スクール(OBS)は、1941年に英国で設立され、
世界27カ国に35校ある、非営利の世界的冒険教育機関です。
冒険家の故・植村直己氏も、ここの出身でした。
野外活動を通じて、自己の可能性やあり方、他人を思いやる心など、
豊かな人間性を育むセルフディスカバリー(自己発見)のコースや
企業向けの研修を提供しています。

当時の私は、独立して2年目。
最もチャレンジに感じることが、2つありました。

一つ目は、体力の低下です。
社会人として12年働き、34才になって運動不足を痛感していました。
以前よりムリがきかず、筋力も下降気味で、
自分の体力に自信が持てない状態になっていたのです。

二つ目は、金銭的不安です。
独立2年目で、2ヵ月半にもわたる研修に参加することで、
参加費がかかるうえに、参加中は働けないため収入が途絶えます。
自分自身の稼ぐ力を信頼してよいのだろうか?という不安がありました。
最終的には、
ほとんど運動をせず仕事ばかりして、
自然とも離れた生活を続けてきたことに対する
「危機感」が自分を動かしました。

私の少年期の原体験として、小学4年から毎年夏になると
家族で登山に行っていたというものがあります。

最初は尾瀬、翌年から吾妻連峰や八幡平などの東北が多く、
夜行列車で行って1週間弱縦走登山をしていたのです。

そこでは、普段仕事で家に居ない父親が、
早朝から食事を作ってくれたり、
一番重いリュックを背負ってくれたり。
家族で協力して生活する姿がありました。

・・・社会人になってずっと働いてきて、
それなりの生活ができるようになった。

・・・でも、体力が低下して、何かを始めることに
少しおっくうになっている自分がいる。

・・・70歳のジジイになっても、
新しいことに挑戦するような人生を送りたい!

そんなときに、
ロッククライミング、沢登り、カヤック、マウンテンバイク、登山など
アウトドア活動を一通り経験できて、しかも人を連れていく指導者になる
ことを教えてくれるというプログラムを知って、
「なんとしても行きたい」と思ったのです。

メルマガの今回と次回は、2回にわたって
このトレーニングで学んだこと、得たことのエッセンスを
まとめてお伝えしたいと思います。

さて、前半の今回は、69日間の最初の9日間について。

インストラクターとしての学びではなく、
参加者の視点から、まずは冒険教育プログラムそのものを体験する、
という課題から始まりました。

「セルフディスカバリー」9日間という名称で、そのときは
神奈川県・小田原(太平洋)から新潟県・上越(日本海)までの
500キロを、自転車で日本横断する、というチャレンジ。

参加者11名が5人と6人の2チームに分けられ、
初対面のメンバーと自己紹介も早々に、慣れない自転車に乗って
はるか遠い日本海目指してツーリングが始まりました。

日が暮れる頃まで自転車で走り、キャンプ場泊まり。
数十キロを走ってクタクタになって着いたら、
自分たちでテントを設営したり、
ほとんど材料の状態から炊事をして食事をつくったり、
寝る前にミーティングをしたり、
という心身的に超ハードな毎日。

途中には、
・丹沢山中にて1日沢登り
・富士山麓・西湖一周10キロウォーク
・上越から糸魚川まで日本海沿岸を40キロ2日間ウォーク
というイベントも含まれていました。

「冒険教育」とは、参加者にとって
できるかどうかわからない冒険的な活動を通じて
「セルフディスカバリー(自己の可能性やあり方に気付く)」
ことを目的としています。

最初の9日間は、まず自らが「冒険教育」を体験する期間でした。
・・・はっきりいって、キツかったです。

どれも初めての体験ばかり。
毎朝、筋肉痛を感じながら一日がスタートしました。
心身の限界まで挑戦する瞬間が毎日何回もありました。

プログラム最初の9日間を終えて得た学びを整理したら、
以下の3点となりました。

1.自分自身の確認

不安視していた体力がなんとか維持できただけでなく、
疲労からの回復力の凄さを実感し、

「人間は、体内の循環を良くすることで
動きながら同時に疲労回復することが可能である」

ということを知りました。

一日が終わって「仕事で疲れた~!もう動けない!」と
言っていたのがウソのようでした。

なにしろ、自転車で100キロ走ったあとにクタクタながらも
テントを立て、食事をつくって片づけができてしまうのです。
体験するまでは想像もできない状態です。

私はそれ以降「めんどくさい」という言葉が出なくなりました。

2.チームビルディング体験

初対面の4名のメンバーと出会い、5人チームをつくって一緒に
行動する中で、少しずつ、互いを尊重し、心地よい間柄を築いていく
プロセスを毎日、一瞬一瞬で体験しました。

とくに自転車や沢登りという種目は、チームでプランを検討し、
行動する並び順を組み替えながら前進していく要素が重要です。

また、疲れやトラブルから、気落ちしたり、体力的なしんどさを
感じている仲間に対して、どのように言葉をかけたらサポートに
なるのか?という部分での難しさ、面白さがあります。

3.周囲への感謝

プログラム中、何度も感じたのは、周囲への感謝です。

平日の朝から晩まで、自然のフィールドの中で
思う存分、自分自身へのチャレンジができていることの裏側には、
いつも支えてくれている両親やパートナー、友人やクライアント、
心の師匠、プログラム運営スタッフの存在があるから、という
普段は忘れがちな要素を、強く思い知らされました。

とくに、このプログラムを教えてくれた知人のI君には感謝です。
彼は卓越したセンスと先見性で、いつも人と違った視野を持っています。

自分が限界に挑戦すればするほど、感謝も強まる、というのは
新しい感覚で、思いがけないギフトでした。

前半のお話は、以上です。

さて、
あなたの場合は、
いかがでしょう?

「あなたにとって、いま最もチャレンジに感じるものは何ですか?」

何か、チャレンジしようと思って
実行に移していないことがありますか?

ずっと、やりたいと思っていて、
まだしていないことがありますか?

幼い頃からの思い込みやコンプレックスが
障害になっていませんか?

じつはあなたのチャレンジを
サポートしてくれる周囲の存在があるのではありませんか?
→答えや気付いたこと、感想などを
以下のフォームからお寄せください!ご紹介させて頂きます♪

https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P47467349

今回の問いかけ関連のオススメ本&映画

→オススメ本一覧・購入はコチラへ http://www.inspire.bz/book.htm
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★『史上最強のリーダー シャクルトン』
マーゴ・モレル著、PHP研究所、2001年

「失敗を、成功に変える」
探検家シャクルトンの南極大陸横断は失敗に終わった。
エンデュアランス号は難破し、極寒の南極で2年間漂流。
ところが、なんと28名の全員が生還することができたのです。
シャクルトンはどのようなリーダーシップで
奇跡的な生還を導いたのか?一読の価値ありです。

★『天才組織をつくる』
ウォーレン・ベニス著、日本能率協会マネジメントセンター、1998年

一人の天才にできることよりも、天才たちの力を結集した
グレート・グループが達成することの方が優れている」
という考え方に基づき、ディズニー、アップルコンピュータ、
クリントン選挙対策チーム、ロッキード、マンハッタンプロジェクトなど
7つの事例を研究したもの。
決め手はリーダーの能力と、グループの運営方法にあった!

★『ミッション:インポッシブル』(映画)
ブライアン・デ・パルマ監督、トム・クルーズ主演
パラマウント・ジャパン(DVD)、110分

スパイものの映画や本が、好きです。
一見不可能に見える課題を、超人的な頭脳と体力で解決する姿に
魅力を感じるからでしょうか。
主人公の孤独、葛藤なども含め、並外れた行動力で活躍する様子を
一緒に実体験することで、元気が湧いてくる気がします。
おなじみの人気シリーズ第1作目、再びご覧になってみて下さい。

前回(第17号)の問いかけへの投稿紹介

「あなたが最高の自分を発揮した瞬間や時期はいつでしたか?」

【まゆみさん】より

いつもメールマガジンありがとうございます。
今日、私も市のシングルスの試合があったのでタイムリーな記事♪

しばらく、テニスができない状態で、
年2回しかない大事な試合を迎えてしまいました。
ワタルさんの言うように、メンタル大事ですね。

フィジカルもちょっと衰えていたと思いますが、
してなかったという不安と、久しぶりの試合ということで、
ちょっと残念な結果になってしまいました。
(6-8で負け。シードもらってたんですけどね~)
私もメンタル鍛えなおします!

【ふゆふゆさん】より

いつもメルマガ楽しみにしてます。
自分の体験を等身大でかつリアルに書いてくれている姿に
ココロ揺さぶられることも多いです。
自分を手放してみんなのために使ってくれている、
そんな感覚をもらっています。ありがとう。

そうそう、16号はテニス話題でしたが
実は何を隠そう、僕は中学時代には硬式テニス部の副キャプテンでした。
自己ベストが都内で124位だからそんなくらいの腕でしたが、当時は
親に無理を言って部活以外に近所に出来たばかりのテニススクールにも
通わせてもらったりして、テニス一色の青春でした・・・(遠い目)

スクールのヘッドコーチは有名な選手ではありませんでしたが、
全日本でベスト10に入ったことのある人でした。
その人が言っていたのは
「世界ランキングでベスト10に入る選手と200位くらいまでの選手の技術に
ほとんど差は無い。そこにあるのはメンタル面の違いだ」
ということでした。
言葉の細かいことは忘れましたが、こういう主旨のことを
言っていたのを30年近く経った今でも覚えています。

それだけなんですけど、話題がテニスだったのと
メルマガのこと、一度感謝の気持ちを伝えたいなと思っていたので、
メールしました。これからもメルマガ50号に向けて、Go for it!

→皆さま、ご投稿ありがとうございました♪(航)
※スペースの関係で一部を編集させて頂いてます。

あとがき

いかがだったでしょうか?
「チャレンジに感じること」たくさんありますよね。

私にとっては、人前で発言したり表現することも
大きなチャレンジに感じていた時期がだいぶ長くありました。

このメルマガ第5号でお伝えしましたように、
ボイストレーナーのK先生との出会いによって克服できたのですが
1998年にライブハウスで歌うチャレンジをしたことも大きかったです。

昨年6月より、ボイストレーニングを続けてきた成果を
「ソロ発表会」の形で
好きな曲を歌って表現する機会を設けています。

来月、20名ほど素人が出演するミニライブがありますので
よろしければ、お越しください。

>好きなことをして、十分な収入があって、周囲も喜ぶ生き方を!

好きなことをして、十分な収入があって、周囲も喜ぶ生き方を!

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております!

日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。

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