【プロ起業コーチの問いかけ・第19回】自分の限界を超えた体験は?

プロ起業コーチの問いかけ・第19回

「あなたが、自分の限界だと思っていたことを超えた体験は何ですか?」

解説とエピソード

こんにちは!プロ起業コーチの青葉 航です。
いつもお読み下さり、ありがとうございます。

さて、前号からの続きで、
3年前の2006年に、5月から7月までの69日間、
日本アウトワード・バウンド協会(OBS)が実施している
「冒険教育 指導者育成コース(Japan Adventure Leadership Training)」
に参加し、アウトドアでのインストラクター技術を習得した際の
エピソードをお伝えしています。

今回は、69日間の最初の9日間を終え、
インストラクターとしてのトレーニングから学んだことのシェアです。
前・後半の2回の予定でしたが、前・中・後の3回でお伝えします。

あなたは、自然の中でのスポーツや活動を
経験されたことがありますか?

屋内での研修に比べ、
野外での活動にはさまざまな困難や危険が伴います。

人を野外に連れ出すには、あらかじめ危険を予測し、対処して
安全に活動を提供する必要があるのです。

なぜ、そうまでして
野外での活動をするのでしょうか?

それは、
圧倒的に不確定な要素の多い野外での活動をすることで
人の潜在能力が引き出される「体験教育」の意味が大きいから。
困難が多い分、深い気付きや感動があるのです。

あなたは、「ロッククライミング」や「沢登り」を
体験されたことがありますか?

私には、3年前が初めての体験でした。

ロッククライミング初日、いきなり中級レベルの岩場に挑んだところ、
見事にオーバーハング気味のゴール手前で手詰まりに。

40分間岩に取り付いて、もがいて、
クタクタになって、あえなくタイムオーバー。
岩からロープダウンされて、ものすごく悔しかったです。

午後にもう一度チャンスが与えられると聞いて、迷いました。

「もう一度、同じ岩場にチャレンジするか?」
「それとも、難易度を落として達成感を得るか?」

でも、難易度を落としたところで、
必ず上までたどり着いて達成感が得られるという保証はありません。
再び、悔しい思いをして終わるかもしれません。

昼食の握り飯にかじりつきながら、必死で考えました。

あなたなら、一度失敗したそんな時どうされますか?

「チャレンジをするか?違う視点を取るか?」

未知のことに、答えはないのです。
やってみるまでは。。

頑固にこだわるよりは、
柔軟性を発揮した方がいい場合もありますよね。

ギリギリまで、迷いました。

「ワタル、どうする?」
「・・・行きます!」

1時間後に順番が巡ってきた瞬間、
思わず、同じ岩場を選択していました。
今回は、体力をキープするため、なるべく最小限のムーヴ(動き)で
ゴール手前までスムーズに到達。

ここからが、問題です。
初回は、どんなに手探りで岩に手を伸ばしても、
どうしても取り付く窪みが見つかりませんでした。

「やはり、ダメなのか・・・?」

焦りで、手の平に汗がにじんできます。。

・・・気付いたら、下から声がしました。

インストラクターや、仲間たちが見守ってくれていました。
私が、午前中に一度失敗したのを知っているのです。

みんな真剣に私の動きを見つめています。

こうなったら、「イケる!」と信じるしかない。
気合を入れ直して、開き直りました。

すると・・・不思議なことに、さっきは
数十分間もがいて見つからなかった窪みが見つかったのです。

「おお、あった!」

本当に不思議です。
そこからは夢中で足を引っ掛けて身体を持ち上げながら
岩をよじ登りました。

じつは、私が取り付いていた地点は、
ゴール直下1メートルほどのところだったのです。

あと一歩のところで、ずっと
もがいていたのですね。

ゴールにタッチしたら
下から祝福の歓声が聞こえてきました。

「オオ~ッ!」

みんなも、笑顔で喜んでくれてる。。
涙が出そうになりました。

感動して顔を上げると、遠くに長野市内の街が見えました。
善光寺の屋根も小さく見えました。

「気持ちいい!」
晴れた空に、すずしい風が吹き渡ってきます。

本当にドラマのような、感動的な状況でした。

「あきらめたら、実現しない」ということが
身体で実感できました。

ゴチャゴチャと心理学の知識を考えても、
身体はいっこうに持ち上がりません。

結局、ハートを強く持って、自分を信じるしかない。
そんなシンプルなことが分かりました。

本当の意味で、
人から応援されることのパワーも実感しました。

10メートルほどの岩場に、
人生のいろいろな要素が象徴されているように感じました。

ロッククライミングを6日間実習した後、
続いて「沢登り」も5日間実習しました。

要素としては同じながらも、
どちらかというと「滝登り」に近いやり方で、
流れの最も激しい「本流」を敢えて登りました。

見た目ではわからない水圧の強さ、音の激しさにビックリ。
水が冷たくて手の感覚がマヒします。

でも、登りきった後の達成感、爽快感は格別で
病みつきになりそうです。

ロッククライミング、沢登りはレベルに応じた設定が可能で
ロープで安全を確保すれば、意外に手軽にトライできます。

リーダーシップに関わる立場にある方はもちろん、
多くの方に一度体験して頂きたいと思います。

There is more in you than you think.
(あなたの中には、あなたが考えているよりも、
もっと多くの可能性がある)

アウトワード・バウンド・スクールの創始者、
クルト・ハーンの言葉です。

さて、
あなたの場合は、
いかがでしょう?

「あなたが、自分の限界だと思っていたことを超えた体験は何ですか?」

それまでに、自分では限界だと思っていたことを
超えることができたのは何があったからでしょうか?

また、いま限界に感じていることを超えるには
どうすればよいのでしょうか?

→答えや気付いたこと、感想などを
以下のフォームからお寄せください!ご紹介させて頂きます♪

https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P47467349

今回の問いかけ関連のオススメ本&映画

→オススメ本一覧・購入はコチラへ http://www.inspire.bz/book.htm
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★『道は開ける』
デール・カーネギー著、創元社、1944年

悩みの克服に関して、古今の古典・伝記を読み込むことにとどまらず
成人向けのビジネスクラスでの具体例をもとに、
解決法を教えている古典的な名著です。
まずはテキストとして読まれることをオススメします。
私も社会人1年目に読んで、その後行動に移していったことが
非常に役立ちました。

★『聖なる予言』
ジェームズ・レッドフィールド著、角川書店、1993年

ミステリー仕立てで、今の地球上での人類の存在・進化に関する
九つの知恵(洞察)をテンポ良く読み進めることができます。
著者が自らの自己発見の過程を振り返って、冒険小説の形で
記してあるのです。
読みやすく、始めたら一気に最後まで読破されることうけあいです。

★『ロッキー』(映画)
ジョン・G・アヴィルドセン監督、 シルヴェスター・スタローン主演、
20世紀FOXホームエンターテイメント・ジャパン(DVD)、120分

自分を超える体験、といえば『ロッキー』でしょう。
しがないボクサーだったロッキーが、世界ヘビー級チャンピンとの対戦に
向かってトレーニングを積み、夢と希望を現実のものとする。
無名の俳優だったシルヴェスター・スタローンが自らシナリオを書き、
主演したそうです。低予算ながら、公開されるや世界的大ヒットとなり、
76年度のアカデミー賞では作品・監督・編集の3部門を受賞。
まさに映画を地でいくアメリカン・ドリーム。世界中の若者たちに
多大な希望を与えることにもなったのです。愛と勇気の名作。

あとがき

アウトワード・バウンド・スクールの創始者、クルト・ハーンは
1940年代に、その当時の若者の課題について指摘しています。
それら6つは現代の若者にもまったく当てはまっているのです。

1.身体能力の低下:
文明の発達に伴い、若者の体力の低下は顕著となる。
体力の衰えは、思考の低下につながる。

2.自発性と好奇心の低下:
スポーツでも趣味に関することでも、観ることが多くなってしまい、
自分からやろうとしなくなりつつある。

3.記憶力と想像力の低下:
情報の氾濫により、記憶をしたり、想像をしたりする必要が
なくなってきた。

4.技術と粘り強さの低下:
何かを作り上げるという技術も失いつつある。
いざ決心しても、粘り強さがない。時間がかかっても、
ひとつのことに集中して、何かを作り上げる能力が衰退している。

5.自己抑制力の低下:
自分の欲求に対する抑制力がなくなってきている。

6.思いやりの低下:
人を思いやる気持ちというものがなくなりつつある。
ここでいう「思いやり」とは、利害関係なしに、
他人を助けようとしたり、思いやったりするかどうかのこと。

いかがでしょう?
・・・けっこう耳が痛いですね。(苦笑)

今から70年ほど昔に、すでに同じような現象が
起きていたことを表していて、驚きますよね。
まして現代においては、さらに課題が大きく加速しているはずです。

次回の3回目では、
上記のような課題に対する「処方箋」についても
ふれてみたいと思います。お楽しみに!

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