【プロ起業コーチの問いかけ・第2回】あなたは今年、どんな人になりますか?

【毎週水曜×50週 あなたの可能性を引き出すセルフコーチングマガジン】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009.01.14 No.02 ━
 ■ SPIRITS!                         
 ■ VISION! 「起業コーチング★あなたの強みに気付く50の魔法」
 ■ HAPPY!  
 ■ LOVE!  第2号 発行1,250部(自主配信+まぐまぐ)
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 いつか起業したい方、週末起業している方、すでに起業した方へ。

 これまでに4千人を超える経営者と面談してきたプロ起業コーチが
 これだけは伝えたい!50の魔法(コツ)として、
 毎週1つずつ、すぐに仕事に役立つ問いかけをしていく
 対話型のセルフコーチング・マガジンです。

 起業家の視点×あなたの強みを知ることは、
 営業力・経営力・人間関係力・キャリアのアップに即つながります!

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—【内容】———————————————————

■1.今週の「魔法の問いかけ」
■2.解説とエピソード
■3.今週の問いかけ関連のオススメ本&映画
■4.あとがき
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■1.今週の「魔法の問いかけ」(NO.02)

「あなたは今年、どんな人になりますか?そのために何をしますか?」

■2.解説とエピソード

年明けに1年間の目標をつくる方も多いと思います。

あなたはいかがですか?

私も「今年やりたいことリスト」をつくりましたよ♪

ただし、今回はまず
「あなたは今年、何をしますか?」という問いかけをする前に、
「どんな自分」でそれをするのか?
ということを問いかけてみたいと思います。

何をしますか?というのは

「何(what)」を、
「する(do)」か。

ということに焦点を当てるのに対し、

「どんな自分で」というのは
あなたの「状態(be)」に焦点を当てていますよね。

コーチングにおいて

「doing(行動)」と
「being(あり方)」

という考え方があります。

私のところにコーチングを受けにこられる方は、
何らかの変化を望んでおり、現状に不満があって
「何かを変えたい」と思っていらっしゃいます。

変化とは、転職や起業、スキルアップなどなど。

で、たいがいの方は
「何をすればいいか分からない」
とおっしゃいます。

つまり、行動(doing)を変えようとされているわけです。

それは間違っていないのですが、
ただ行動だけを変えても、
課題は解決しない場合が多いです。

ひとつ、
印象的な例がありますので
ご紹介しますね。

私が大卒で投資会社に入った後、
先輩が以前に投資したA社を
引き継いで担当させて頂いたことがあります。

A社は「ボウリング場」を運営する会社でした。

ボウリングというのは、
むかし非常にブームになったことがあり、
たくさんボウリング場が建設されました。

ところが、ブームが去った後は客足が減り、
先輩がA社に投資しようとした時には
「今さらボウリング屋か?」と、
社内でも猛反対だったそうです。

ボウリング場はもう時代遅れ。
集客が課題で、うまくいくはずがない!
というのがおおかたの見方でした。

しかし、私のいた投資会社では審査の結果、
最終的にA社に対し、
なんと3億円以上の資金を投資したのです。

・・・なぜだと思いますか?

その後もボウリング場を運営していた他の会社が
どんどん消えていく中で、A社だけは好調。

つぶれたボウリング場を引き取りつつ
全国に拡大され、上場企業にもなりました。

・・・なぜだと思いますか?

A社では、
自分たちのことを「たんなるボウリング屋」とは
みなしていなかったからです。

A社のボウリング場は、複合施設となっています。
大きな建物は、地下に駐車場があって地上5~6階建て。

たとえば6階建ての中にボウリング場が2フロアあるとすると、
他のフロアには、ゲームなどのアミューズメント施設や
ファーストフードやファミリーレストランなどの飲食店が
入っています。

来場者は、ボウリングをする前後に、ゲームをして楽しみます。
お腹が空いたら、ハンバーガーショップに行ったり、
お昼にはファミリーレストランへ。

午後いっぱいボウリングをして、同じ建物の中で
夕食を食べた後はゲームフロアにある卓球やビリヤード、カラオケへ。

このように
若者から家族連れまで一日かかって楽しめるのです。

つまり、たんなる「ボウリング場」ではなく、
「一日中、友だちや家族と楽しめるアミューズメント施設」だ
というわけです。

もっといえば、
たんに「ボウリング」というゲームを提供するというより、
「人と人とのコミュニケーション、楽しい時間を提供している」
ともいえますね。

つぶれていった多くのボウリング場は、一生懸命に
チラシをまいたり、値下げをしたりして
集客をしようとしたはずです。

行動(doing)を変えようとしたわけです。
それは、間違っていません。

しかし、A社は
自分たちの「あり方(being)」を
「たんなるボウリング場」から、
「楽しい時間と空間の提供者」へと
進化させたのです。

・・・すこし長くなりましたが、
いかがだったでしょうか?

何かうまくいかない課題があったり、
自分を成長させたい場合に、

ただ「行動」を変えるのではなく、
行動をする自分の「あり方」を見直してみる。

そういう目標設定の仕方もあると思うのです。

アインシュタインも
「ある課題を解決するには、一段階上のレベルからではないと
解決策は見つからない」
と言っています。

あなたの場合は、
いかがでしょう?

たとえば、
たんに「学校の先生」ではなく、
「将来の世界のために必要な人材を育てる存在」と
自分の「あり方」を定義すれば、「行動」が変わってきますよね。

前号の話に関連しますが、
私自身は、たんに「コーチ」というより
「人を目的地まで連れて行くナビゲーター」、
さらにいうと
「人の創造性、オリジナリティーを引き出し、人生を変容させる触発者」
と定義しています。

そのあたりに、私がたんにコーチ業だけでなく、
ボイストレーニング教室やヨガ教室、ドラミングや野外冒険教育など
どんどん自分の領域を拡大している理由があります。

あなたの場合は、
いかがでしょう?

1.「あなたは今年、どんな人になりますか?」
2.「そして、そのために何をしますか?」

まずは「あり方」を考えてみましょう。
次に、「行動」を考えます。

・・・私ですか?

私は今年、「情報発信者」になります!
そして、そのために毎週このメルマガを書きます!(笑)

◆前回(創刊号)の問いかけへの投稿紹介

「あなたのことを無条件に愛し、力づけてくれた人は誰ですか?」

【みっちゃんさん】より

父や母、祖父母の存在も意識しますが、
この問いかけから思い出したことがあります。

小学校5、6年生の頃だったと思います。
放課後遊んでいると、同級生のマユミちゃんから、

「あなたのその優しい心が素晴らしいっていつも思うよ。
あなたには、その心のままで大人になって欲しいな。
きっとあなたはそのまま大人になれる人だと思う。」

というような言葉をかけられました。

「不思議なことを言うなぁ…」くらいにその時は済ませていました。
彼女がどういう気持ちでこの言葉を発してくれたのかはわかりませんが、
ふとしたときに、この場面がフィードバックされます。

30年近く経つ今でも、思い出せば元気がもらえる源の一つな気がします。
人生のさりげない一コマに、こんな応援団がついてくれているのかな、
私も誰かの応援団になることもあるのかな、なんて思います。

【いなけんさん】より

「この世で一番の奇跡』のご紹介ありがとうございます。

なんとなく気になったので、
会社の近くの書店で昼休みに買いました。
昼食を食べながら読みだしたのですが、すぐに引き込まれ、
帰宅の電車の中でも読み、家に着いても読み続け、
その日のうちに読み切ってしまいました。
「神の覚え書き」いいですね。わたしも100日読みます!

→皆さま、多数のご投稿ありがとうございました♪(航)
※スペースの関係で一部を編集しています。

■4.今回の問いかけ関連のオススメ本&映画

★『非常識な成功法則』
神田昌典著、フォレスト出版、2002年刊

題名やキャッチコピーには目を引く文句が踊っていますが、
内容的には自分の心の使い方についてが分かりやすく書かれています。
今回の問いかけ関連では「第3の習慣 自分に都合のいい肩書きを持つ」
での「なりたい自分になるためには、まずセルフイメージをバージョン
アップする、という部分がとても参考になるでしょう。

★『「思い」が現実をつくる』
ジェームズ・アレン著、ゴマブックス、2003年刊

「分かっちゃいるけど、やめられない」ことってありますよね。
この本では、「運命は心の癖で決まる」ということで、
心の悪い習慣を捨て、良い習慣を身につける3つのレッスンを
紹介しています。イギリスで1906年に公表された作品ですが、
分かりやすい訳で親しみやすく、私はこれまでに6回ほど繰り返して
読んでいます。

★『パッチ・アダムス』(映画)
トム・シャドヤック監督、ロビン・ウィリアムズ主演、
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(DVD)

自殺願望のある中年患者として精神病院に収容されていた主人公が
ふとしたことから「自分には人を笑わせる才能がある」と気づき、
今までにない医療を志して医大に入り、笑いの効能を治療に導入したり
末期患者の「人生の質」を高める試みをしたりして騒ぎになったり。
自分の在り方を変えることで、人はこんなに輝いてステキになれるんだ、
ビジョンは大きく描くものだ、とワクワクしてくる名作です。

■4.あとがき

先日、1月10・11・12の3連休で
オリジナルの「起業セミナー3日間集中コース」を開催しました。
昨年7月から開始して3回目、第3期になります。

今回の本文の内容にもつながりますが、
「たんなる起業セミナーにはしたくない」
と思って進行しています。

「起業」というのは
行動・手段であって、目的ではないからです。

自分のたどってきた道や、興味関心のあること・好きなことから
自分という人間の個性、強みを明確にし、
内からの動機づけによって、
無理せず自然に長続きする事業・ライフワークを考える、
というのが3日間の構成です。

1日目、2日目は
自分の内側の動機やビジョンを明確にする作業です。
いわば「あり方」を定義するカリキュラムでした。

すると2日目の終わりに、何名かの参加者が
「自分は何をすればよいかを明確にするためにここに来た。
この2日間はまだそれが得られていない!」
というコメントをされました。

具体的な行動が見えないことに
やや不満があるように感じられました。。

3日目にようやく、
「何を(what)」の部分に焦点をあて、
「どのように(HOW)」「いつ(when)」を盛り込んだ
プランニングをして頂きました。

わざとそういう構成にしてあるのですが、
2日目が終わった時点で、私としては
「ちゃんとお伝えしたいことを受け取ってもらえるだろうか?」と
少し不安になりました。

そこで、私自身の「あり方」を
「セミナーのインストラクター」というものから、
「その方の人生を通じて、大切なことを軸にサポートしていく存在」
という風に置き換えて、3日間だけの短期的な成果ではなく、
もっと長い目で見てお役に立っていこう、と改めて考えました。

そうして迎えた3日目でしたが、終了後には皆さんから

「プランニングまで明確にできた!」
「良いタイミングで参加できた!」

という喜びの声が聞けて、嬉しくなりました。

私自身が開催中に揺らぎを経験することによって、

いかに人が
具体的なものや行動に目がいきがちになるか

を再認識した次第です。

今回のような内容は、ワークショップの場で皆さんといろいろ
語り合ってみたいなあ、と書いていて思いました。

機会があれば、ぜひ!

今後とも、よろしくお願いします。(航拝)

■頂いたコメント:

【本業さん】
書籍コーナーでは
amazonのアフィリエイト、googleアドワーズなどで儲けることを考えず
本業で勝負したらどうでしょう。
お薦めの書籍ということであれば自分の利益を考えずに薦めたらどうでしょう。
(2009/01/15 11:02)

【watarun17さん】
本業さん。お忙しい中、わざわざコメントを書き込み頂きありがとうございました。
いつもご覧くださっているようで、応援ありがとうございます。
私は親から本を読み聞かせしてもらって育ちました。
最大のギフトだと思います。将来は本屋も開きたいと思っています。
自分のおすすめする本を自分で売る。
amazonのアフィリエイトはそれを手軽な形で実現してくれました。
サイトをつくる時間に比べれば、報酬は微々たるものですが。
それでも私のおすすめした本を買ってくださる方がいらっしゃると、それは嬉しいものです。
100冊を目標に、もっと書籍コーナーを充実させたいと思いますし、
もっとアフィリエイトやアドワーズに関しても勉強が必要だと思っています。
私の父はシステムエンジニアでしたから、父と一緒に学ぶ手もあるかもしれません。
とにかく、ご投稿をきっかけに私の脳が非常に活性化されました♪
サポート、本当に感謝です!!!
(2009/01/16 22:56)

>好きなことをして、十分な収入があって、周囲も喜ぶ生き方を!

好きなことをして、十分な収入があって、周囲も喜ぶ生き方を!

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております!

日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。

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