無意識の働きにより手が上がる!催眠誘導を学ぶ

タスマニア滞在9日目。
16日間の心理学NLPマスターコース7日目。

昨晩のバーベキュー・ディナーで食べ過ぎたせいか
眠りが浅く、満腹感が消えていません。(苦笑)

「食べすぎ」は、最も身体に悪いそうです。
先進国では、ほとんどの健康問題が
食べ過ぎに起因するとも言われています。

タスマニアに来て目新しい食べ物やメニューに目を奪われ
ついあれもこれも、と食べてしまっていましたが
今日からは、身体の声に注意深く耳を傾けて、
意識的な選択をしていこうと決めました。

ブドウを10粒くらいとハチミツ入りの紅茶だけ飲んで
宿泊施設のセンターへ。
30分ほどインターネットでメールチェックです。

9時すぎにトレーナーのジェフが迎えにきて
セミナーハウスへ。
TAIーCHI(太極拳)の50分クラス5回目です。

太極拳のゆっくりしたムーブメントは
自分の内面に意識を向け、重心やバランス感覚を磨くのに
とても良い感じです。

休憩の後は、NLP復習のクラス。
トレーナーのジェフによる「アンカリング」です。

私たちは情報を知覚する際に、神経システムの中で
情報のみをニュートラルな状態で記憶するのではなく、
必ず何らかの感覚とともに経験しています。

そして、過去に経験したことを思い起こす際に
何らかの感覚をフック、手がかりとして記憶を検索するのです。

今日はエクササイズとして、
ある課題に対して浮かんでくる感覚を
自分の周囲の空間にアンカーするワークを2人1組で体験しました。

12時すぎに、近くのダイニングハウスでランチ。

午後は13時すぎからNLPマスターコース7日目。
「学び」に関するレクチャーの後、「HYPNOSIS(催眠)」の続き。

・「分離状態(DESOCIATION)」のレクチャー
・「カタレプシー・手の浮揚」のデモ、エクササイズ
・「首から上だけトランスから戻す催眠」のデモ、エクササイズ
・ミルトン・エリクソンのビデオ

今日のハイライトはやはり「カタレプシー(手の浮揚)」。

無意識の反応により、自分の手が上がっていくのは
とても印象的な体験でした。

また、2人1組になってエクササイズをする際に
オーストラリア人の女性と組んで、
半分英語・半分日本語でトランス誘導をしたのも
私にとって初めての体験でした。

まだ英語だけでは誘導ができないので
日本語で話すわけですが、それでもワークが可能なのは
自分でも驚きでした。

トランス誘導では、話している内容よりも
むしろ言葉のトーンやペース、タイミングが大事と言われます。

今回、何組かが違う言語で
全く日本語のわからないオーストラリア人に日本語だけで誘導したり、
逆に、英語のほとんどわからない日本人が英語の誘導で試したりしました。

結果、いずれの組でも予想以上の成果が得られて満足感が
あると同時に、異文化の人間が同じグループでワークすることで
「つながり」が深まったのを実感した、という感想が聞かれました。

国籍や言語による隔たりを感じずに、
全ては一つ、一つの人類としてワークしていくことは
ジェフとマーニー夫妻のビジョンです。

私自身も以前から、日本以外の国でも活動することを
ビジョンに描いていて、それが一歩近づいた感じです。

最後の1時間は、
有名な心理療法家であるミルトン・エリクソンの晩年のビデオ映像のうち
一番の最後のワークの映像を皆で見ました。

エリクソン自身が万全な体調でなかったこと、
聞き取りづらい音声という条件ではありますが、
催眠のワークについての貴重な記録として興味深く見ました。

20時すぎからの夕食は、
みそ汁にサラダ、野菜のマカロニパスタ。

とくにみそ汁は前回出たときよりもダシが効いていて
美味しく感じられ、私も含め日本人の参加者には嬉しいものでした。

食べ過ぎに気をつけようと決めたら、
夕食は全てベジタリアン料理だったので好都合でした。(笑)

今晩から日本人のスタッフも一人増え、
行き届いた配慮の中、
安心感をもって学びができることに
心から感謝です。

”I’m so inspired by you all!”
全てのひとにとって一番よいことが起きますように。